相続あれこれ

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2016.08.30更新

先祖なんてせいぜい3代前までしか会ったことがなく、
自分とはほとんど関係ない存在だと思っていました。

今では田舎に戻って暮らしている両親は、
若い頃は都会に出ていたため、
私も都会で育ち、
両親の生まれた地域には住んだことがなかったからかもしれません。

ところが、
震災で実家の隣町に引っ越しをして暮らしていると、
都会では考えられなかったことばかり!
本当に驚きの連続でした。

初めて会った人には「どこの誰?」
と聞かれて、

「あなたのおじいさまにはお世話になりました!」とか、
「同じ苗字の人を紹介してあげる!」など、
関係のありそうなことを話してもらえました。

また、近所の宮司さんにご祈祷を頼んで来ていただいたときには、
私の先祖が1565年に勝山高田城を逃れるときにお供をしてくれた方の子孫であることがわかり
(私は歴史だけは詳しかったんです)、
お礼を述べることができました。
(宮司さんもそれは承知されていました。)

そうすると、途端に世界が拡がって、
現代を生きているはずなのに、
500年前くらいまで遡っての話になることもありました。
(戦国時代~関ヶ原~江戸時代の過ごし方まで)

先祖が共に戦った仲間で、今でも強い絆で結ばれている方々も見てきました。

こうなると、私も先祖に無関心では済まされなくなりました。

お茶屋さんは7代目。
造り酒屋さんは6代目。

私は、どこから数えたらよいのか?と思いましたよ。

先祖を考えるとき、
両親2人。
祖父母4人。
曾祖父母8人。

つまり人数は、2の○乗の足し算です。

お茶屋さんの若さんには、
7代の間に126人ご先祖さんがいることになります。

お茶屋さんは、「一揆の時(1726年)には、すでにここに住んでいて、襲われた。」
と言っていました。

私「うちも。祖母の実家が今も残っているけれど。(笑)」

「大変やったなぁ~」と言われて、
思わず笑ってしまったのと同時に、
先祖が自分の中に生きていることに気が付きました。

人には寿命があり、死んでしまえば何も残らないと思いがちですが、
こうして過去のことが、現在の私たちに影響を与えていて、
こうして今暮らしているのだと思うと、
長い長い先祖の営みは、
私たちへの贈り物だと心から感じました。

投稿者: 税理士法人あけぼの

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