相続担当スタッフブログ

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2014.02.20更新

 この頃よく聞く言葉に、「終活」という言葉があります。終活セミナーというのもあるそうで、私の母にも誘いがあったようです。「就活」就職活動ではありません。

 「終活」とは、人生の終わりをより良いものとするための、事前準備をすることです。例えば、自分が亡くなった後の葬儀の仕方や、お墓の用意などがあります。また、家族に対する自分の思いをエンディングノートというものに書き残すことも「終活」のひとつです。

 相続税の申告書を作成することは、相続人の全財産を評価して相続税の計算をすることです。そして相続人の全財産を洗い出す作業が申告書を作成する上で一番大変な作業になります。亡くなった方が、亡くなる前に私どもにこれだけの財産があると、説明していただいていれば、すぐ全体の財産がわかります。しかし、多くの場合亡くなった後に相続人の方が相続税の申告を依頼にみえます。その場合、亡くなった方の全財産を、相続人の方が把握していることはほとんどありません。不動産等は自宅のある場所の役所で、亡くなった方の固定資産税の明細等を取得すれば、なんとかわかりますが、自宅のある場所以外に不動産をもっていたりすると、わからないこともあります。預貯金・有価証券については、把握できないことが多々あります。以前、相続税の申告が終わってから、税務署の調査があり相続人の方の知らない海外預金がありますと、税務署の方から逆に教えていただいたようなこともあります。

 「終活」のエンディングノートの作成のなかに、自分の財産の内容を記入するものがあります。自分の相続人などにメッセージ残すこととも大切ですが、自分の財産の明細を作成して残しておいていただければ、大変相続がスムーズに進みます。また、ご自分が一生懸命働いて作った大切な財産を、しっかり後に残った人に渡すことが出来ます。

 遺言書を作成しておくのも良い方法ですが、公正証書遺言でないと亡くなった後すぐに財産の内容がわからないことや、遺言書自体その存在があきらかでない場合があります。子どもがいない場合など遺言書が役に立つことは以前のブログで紹介しましたが、遺言書を作成しない方も、エンディングノートなどを使ってぜひご自分の財産明細を残しておいて下さい。
                                                              松井 稔幸

投稿者: 税理士法人あけぼの

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