家系を護る田分けブログ
「相続対策は家が滅べば意味が無い、家系・先祖・子孫を護ることが最優先である」

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2013.03.28更新

○私の身の回りも「その物の価値」と、「思いでの詰まった物」があります。

  物としての利用価値だけの物は必要がなくなれば処分されます。
しかし、物の価値だけでなくその物に思い出が内包されている場合はどうでしようか。
古くてもう使わないにも拘わらず 何となく捨てるに忍びなく、いつまでも手元に置いてあります。
皆さんの周囲にもそんなものは結構多くありませんか。

○自分が欲しくて買ったという努力もなく、親が大変な思いで取得したという思い入れ もない相続財産はあっという間に売却処分されていきます。
 
 相続財産は相続した子供は何の苦労や努力も無しに手に入れたものです。
欲しくて欲しくて買ったという思いもなく、欲しいものを節約しお金を貯めてやっと手に入れたという思い入れもなく、親や先祖が必死の思いで手に入れたという思い出も何も聞いていない場合は直ぐに処分の対象となります。

○先日の相続案件の紹介です。
遺産分割協議が終わり、相続税の申告が終わったら直ぐに更地を売却されました。

 兄弟が二人、兄は成績優秀で東京の大学に入り、そのまま一流会社に就職しました。弟は地元の大学で豊橋の普通の企業に就職をして親と一緒に同居していました。
親は農業をしつつ市街化区域の土地を活用し、アパートマンション経営でしっかりと財産を残しました。親と同居した弟は、ことあるたびに親や祖父の戦後の苦労の話を酒を飲みながら聞かされいました。このアパートの敷地は祖父が苦労して買った土地。このアパートの敷地は最後まで親父が耕作をして守ってきたが、相続対策で借金をしてアパートを建てた土地。今耕作している田畑も先祖の苦労のお陰と言うことをしっかり聞かされてきました。

○相続対策での節税対策はしてきましたが、・・・。
次男には家の財産のルーツと言うべき思い入れを話してきました、しかし東京の長男にはそのチャンスがなく、思いでの詰まっていない財産を相続することになりました。

 遺産分割は当然のごとく揉めました。大きな原因は何度遺言を書いてくれと言っても親父は書きませんでした。(原因は別のところで話します)
長男は東京に行っていても長男の思いを主張しました。定年になれば豊橋に帰って来るのだから半分をよこせと。次男は自分が家を守ってきたのだから、親の面倒を見てきたのだからと言って居宅を始めアパートなどの財産を主張しました。

遺産分割の協議は結構時間がかかりましたが、結局ほぼ法定相続割合に近い割合で分割することになりました。その時兄は定年後は豊橋に帰って生活するのだと何度も言っていました。
しかし相続の申告が終わり、不動産の名義を換えたとたんに800坪の更地を売却をしてしまいました。2億円以上の現金を手にし、長男はもう豊橋には戻ってこれないでしょう。あれほど豊橋に戻るから土地が欲しいと主張していたのに、思い入れのない土地は簡単に処分されたのでした。

投稿者: 税理士法人あけぼの

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