家系を護る田分けブログ
「相続対策は家が滅べば意味が無い、家系・先祖・子孫を護ることが最優先である」

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2013.08.10更新

★弁護士が出てきた時点で、当事者間の話合いは決裂です。
 相続で遺産分割の話し合いは、お互いを思いやりながら話が出来るのが最も良い関係と思いますが、相続人の誰かが弁護士に依頼した時点で、話し合いの土俵は変わります。

申告手続き中の案件ですが、他の相続人が弁護士に依頼したので当事者の話し合いは出来なくなりました。
相続税申告書を作りながら、遺産分割がスムースに行くことを願ってアドバイスをするのが私の仕事と思っています。

相談にのりアドバイスをするときの私の基本的考えは、「相続の権利の主張」ではなく、「被相続人への感謝」「家系の存続と兄弟間の良い関係の構築」の心で話し合いをした方が良いと言うことです。
しかし法定相続割合が遺産分割の基準という常識が蔓延している現在では、貰えるものは貰おうという欲望が先行するのが多くなってきています。


★弁護士の仕事は依頼人の最大限の利益の確保です。
 第三者を入れずに兄弟間で話し合いが出来れば、今までの兄弟間の「情」もあり、ある程度のお互いの譲歩もありますが、弁護士が入ると確実に話し合いが揉めてきます。

揉めるという言葉はニュアンスが違うかも知れませんが、弁護士は依頼人の権利を主張し、最大の利益を得るのが仕事ですから、お互い譲歩して歩み寄りましょうとは言えないのです。
となるとお互いの権利の主張の戦いと言うことになりますので、残念ながら話し合いが出来なくなります。

弁護士を依頼しない素人の相続人と、弁護士とはとても話し合いが出来ません。従って相続人は全員が弁護士を依頼するしか方法がなくなり、弁護士は依頼人の権利を主張するのが仕事ですから、結局は遺産相続はお互いの権利・欲望の主張の場となります。

その結果はどうなるか、弁護士は相手を思って譲歩すると負けになり、依頼人の権利を守るためには引くに引けない。綱引きでどちらも勝ちも負けもないところでと言うことになれば、法定相続割合の決着でしかなくなります。結論は決まっているのです、兄弟間の主張は色々あってもこれが正しいと言うことはなく、それらの主張を金銭的に判断することも非常に困難です。
結果は法定相続割合を基本として、目で見える貢献をしたときだけ少し評価されるにとどまります。
一般的には殆ど評価されないというのが現実です。

★税理士は法律問題になったら介入できないのです。
税理士の私としては、弁護士が出てきた時点で法律問題の主張の代理人とはなれないので、税務申告のお手伝いしか出来なくなります。

決着が付くまで確定した相続税申告が出来ませんので、遺産の未分割の申告をとりあえず申告期限までに行い、決着が付いた時点で確定した金額での修正申告を提出することになります。
後味が悪い結果にならなければ良いのですが、祈るばかりです。

投稿者: 税理士法人あけぼの

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