家系を護る田分けブログ
「相続対策は家が滅べば意味が無い、家系・先祖・子孫を護ることが最優先である」

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2017.09.15更新

読んだと言ってもまたほんの少しですが、相続の事が書いてありました。

 

72ページ「近代化の条件」からの抜粋です。
歴史のことは別としても、社会人類学的にも、注目すべきことがいくつかある。わたしは、こんどの旅行で、はじめてイスラーム諸国における社会制度の実態をみた。
とくにおもしろいとおもったのは、その相続制度である。それは、われわれの社会の伝統的制度とはまったくことなる均分相続制である。中国の社会が、均分相続制であることはまえからしっていたのだが、イスラムの場合は、こんどよくわかった。そしてインドにくると、ここもまた均分相続制なのである。

 

ところが、日本と西ヨーロッパは、どちらも、伝統的制度としては、長子相続制である。これは、おそらくは両者に共通な封建制の発達ということと関係があるだろう。土地をやたらに分割したのでは、封建制の基礎がくずれてしまうのである。それから、一夫多妻制についてもかんがえさせられた。イスラム諸国では、妻は四人までもってもよろしい。これは、イスラーム法で公認されている。また、インドも中国も、その点では寛容である。伝統的には、一夫多妻は公然とゆるされていた。ところが、日本では、キリスト教による禁制がなかったにもかかわらず、すくなくとも庶民のあいだではたてまえ上は、一夫多妻は是認されていないのである。「日かげもの」ということばが、それをしめしている。  引用終わり

 

こんな事が書かれているが、相続問題は社会の存立基盤そのものと考えられる。その存立基盤である相続が長子相続から均分相続へと代わりつつある事は、従来の日本の社会が壊れていくと言う事であります。また相続問題と一夫多妻という婚姻制度との関係もあります。

 

兄弟均等相続これこそが民主主義であり、均等相続が権利だという人は多くなっていますが、本当でしょうか良く考えて見ましよう。

 

均分相続の国は、イスラム圏や中国、そしてインドなのです。そしてそれらの国は一夫多妻制なのです。またこれらの国はこの本が書かれた当時1974年では発展途上国なのです。と言う事は、これだけを単純に考えれば日本は発展途上国を目指していると言う事になります。封建制度が良いとは思いませんが、このままの相続制度では日本が落ちていくと思います。既に日本の経済力や貧困率、教育度等どんどん世界の中の地位が落ちています。
みえないところで相続の仕組みが影響を及ぼしているのです。

投稿者: 税理士法人あけぼの

2017.09.15更新

読んだと言ってもまたほんの少しですが、相続の事が書いてありました。

 

72ページ「近代化の条件」からの抜粋です。
歴史のことは別としても、社会人類学的にも、注目すべきことがいくつかある。わたしは、こんどの旅行で、はじめてイスラーム諸国における社会制度の実態をみた。
とくにおもしろいとおもったのは、その相続制度である。それは、われわれの社会の伝統的制度とはまったくことなる均分相続制である。中国の社会が、均分相続制であることはまえからしっていたのだが、イスラムの場合は、こんどよくわかった。そしてインドにくると、ここもまた均分相続制なのである。

 

ところが、日本と西ヨーロッパは、どちらも、伝統的制度としては、長子相続制である。これは、おそらくは両者に共通な封建制の発達ということと関係があるだろう。土地をやたらに分割したのでは、封建制の基礎がくずれてしまうのである。それから、一夫多妻制についてもかんがえさせられた。イスラム諸国では、妻は四人までもってもよろしい。これは、イスラーム法で公認されている。また、インドも中国も、その点では寛容である。伝統的には、一夫多妻は公然とゆるされていた。ところが、日本では、キリスト教による禁制がなかったにもかかわらず、すくなくとも庶民のあいだではたてまえ上は、一夫多妻は是認されていないのである。「日かげもの」ということばが、それをしめしている。  引用終わり

 

こんな事が書かれているが、相続問題は社会の存立基盤そのものと考えられる。その存立基盤である相続が長子相続から均分相続へと代わりつつある事は、従来の日本の社会が壊れていくと言う事であります。また相続問題と一夫多妻という婚姻制度との関係もあります。

 

兄弟均等相続これこそが民主主義であり、均等相続が権利だという人は多くなっていますが、本当でしょうか良く考えて見ましよう。

 

均分相続の国は、イスラム圏や中国、そしてインドなのです。そしてそれらの国は一夫多妻制なのです。またこれらの国はこの本が書かれた当時1974年では発展途上国なのです。と言う事は、これだけを単純に考えれば日本は発展途上国を目指していると言う事になります。封建制度が良いとは思いませんが、このままの相続制度では日本が落ちていくと思います。既に日本の経済力や貧困率、教育度等どんどん世界の中の地位が落ちています。
みえないところで相続の仕組みが影響を及ぼしているのです。

投稿者: 税理士法人あけぼの

2017.09.13更新

お盆は神戸のお寺にお詣りに行きました。
高速道路の渋滞情報を確認して時間の予定を立てましたが、案の定30㎞などあちこちで渋滞でした。

 

テレビでも新幹線の乗車率200%と言って、帰りの子供達にマイクを向けていました。
殆どの子供がお婆ちゃんや実家に遊びに行って楽しかったと言っていました。
海外旅行者も多かったのですが、なぜこんな渋滞してるのに田舎に行くのか。
これこそが日本人の心の中にある「実家」に帰りたい本能なのでは。

 

どこで産まれたのか、その生まれ育った環境に帰りたい、親兄弟だけでなく一緒に遊んだ友達もみんなお盆や正月に帰って来るのだ・・。
そんな光景が目に浮かびます。

もし相続で兄弟喧嘩をしたら実家に帰る事が出来るでしょうか。
鮭でも産まれたところへ帰って来る。これが心の安らぎの本能なのではないかと思います。
もし帰るところが無いとなれば、心が不安になり、疎外感となり、自然との一体感が失われてくるのです。

 

もちろん最初から田舎のない人もいますし、海外旅行が楽しみの方もいますが、私は相続を考えた時には、家がなくなった子孫は滅びていくように感じてしまいます。
生まれたところに帰れない人々は、その子供孫も帰るところがなくなり、精神的不安の遠因にもなると思います。

投稿者: 税理士法人あけぼの

2017.09.13更新

お盆は神戸のお寺にお詣りに行きました。
高速道路の渋滞情報を確認して時間の予定を立てましたが、案の定30㎞などあちこちで渋滞でした。

 

テレビでも新幹線の乗車率200%と言って、帰りの子供達にマイクを向けていました。
殆どの子供がお婆ちゃんや実家に遊びに行って楽しかったと言っていました。
海外旅行者も多かったのですが、なぜこんな渋滞してるのに田舎に行くのか。
これこそが日本人の心の中にある「実家」に帰りたい本能なのでは。

 

どこで産まれたのか、その生まれ育った環境に帰りたい、親兄弟だけでなく一緒に遊んだ友達もみんなお盆や正月に帰って来るのだ・・。
そんな光景が目に浮かびます。

もし相続で兄弟喧嘩をしたら実家に帰る事が出来るでしょうか。
鮭でも産まれたところへ帰って来る。これが心の安らぎの本能なのではないかと思います。
もし帰るところが無いとなれば、心が不安になり、疎外感となり、自然との一体感が失われてくるのです。

 

もちろん最初から田舎のない人もいますし、海外旅行が楽しみの方もいますが、私は相続を考えた時には、家がなくなった子孫は滅びていくように感じてしまいます。
生まれたところに帰れない人々は、その子供孫も帰るところがなくなり、精神的不安の遠因にもなると思います。

投稿者: 税理士法人あけぼの

2017.09.11更新

毎年お中元を贈って戴いた方に、お礼状と一緒にチョットしたものをお返ししています。
昨年は防災ブック「東京防災」の本、以前は常識に囚われない新発想のCD等をお送りしていました。

 

今年は「もしもの時に役立つノート」簡単に言えばエンディングノートです。事務所の独自で印刷したものがあったのですが、お客様にお渡ししたり研修で使ったりで無くなっていましたので、今回はコクヨさんのノートを何十冊かまとめて購入してお送りしました。

 

何件か電話がありました。自分では買えないが、大事だから是非書いてみようと言われました。お送りする時には「縁起でもないですが、是非一度考えて見て下さい」としましたが、電話が来たのはほんの数件でした。殆どの人は「縁起でもない、白柳は嫌な物を送ってくれた」と思っているのかな・・・ちょっと心配しています。

投稿者: 税理士法人あけぼの

2017.09.11更新

毎年お中元を贈って戴いた方に、お礼状と一緒にチョットしたものをお返ししています。
昨年は防災ブック「東京防災」の本、以前は常識に囚われない新発想のCD等をお送りしていました。

 

今年は「もしもの時に役立つノート」簡単に言えばエンディングノートです。事務所の独自で印刷したものがあったのですが、お客様にお渡ししたり研修で使ったりで無くなっていましたので、今回はコクヨさんのノートを何十冊かまとめて購入してお送りしました。

 

何件か電話がありました。自分では買えないが、大事だから是非書いてみようと言われました。お送りする時には「縁起でもないですが、是非一度考えて見て下さい」としましたが、電話が来たのはほんの数件でした。殆どの人は「縁起でもない、白柳は嫌な物を送ってくれた」と思っているのかな・・・ちょっと心配しています。

投稿者: 税理士法人あけぼの

2017.09.07更新

相続税の申告の依頼がありました。
そこで相続税申告書作成のため戸籍謄本などを確認し、財産の情報を収集しました。被相続人は独身であり妻子はいませんでした。その為相続人は甥と姪になり5人となっています。

 

被相続人の亡くなる前の生活状況をお尋ねしました、85才と高齢であり、仕事を辞めてから年金生活でした。一人で生活をしていたためその方の弟の長男(甥っ子)が面倒を見ていました。そして日頃から感謝されて自分の財産は全ておまえにやるからと、遺言書も書いていました。その遺言書の説明も受け、保管場所も確認しています。当然自分が相続をすると思ってました。日頃から伯父さんと言っても親同様に接していましたので、ついつい些細な事で喧嘩をしてしまいました。
そのうち仲直りできると思ったのですが、どんどん険悪になりついに「遺言書を破ってしまいました」遺言書はそのうち仲直りをすればまた書いてくれると思っていましたが、その遺言書が書かれる前に伯父さんは体調を崩し亡くなってしまいました。

 

いざ相続が開始し相続人を確認しました。当然自分の従兄弟達ですが、後の4人は全く伯父さんとは仲良くなかったのですが、相続権は主張されました。ここで相続権を放棄しても請求しても従兄弟間は酷くならないという事もあり、殆どの人が均等相続を希望されました。

 

財産は約1億円、遺言書で自分一人であれば1億円、遺留分を請求されても5000万円は相続できたのに。喧嘩して遺言書を破られたために相続財産は2000万円になってしまった。

 

もし遺言書が自分に有利に書いてあれば(?)、喧嘩せず仲良く暮らしたいものです。
勿論財産を貰えるから仲良くというのではないのですが・・・。

投稿者: 税理士法人あけぼの

2017.09.05更新

前回の「鯉のえさ百円」と同じような恐い話。
まだまだ元気そうなおばあさんが、豊橋市役所の受付の横にある郵便ポストのような箱に向かって一生懸命何か話していました。誰もいないし何をしゃべっているのか近づいてみました。

 

その箱には「あなたの声をお聞かせ下さい」と書いてあり、郵便ポストのような投函口が開いていました。そこに向かっておばあさんは何かを語りかけていました。確かに「あなたの声を聞かせて下さい」と書いてあるのですが・・・。

 

最近忘れっぽくなった自分もいずれそうなるかと恐くなりました。
相談者などには早めに遺言書を書きなさいと言っているのに、自分はまだ大丈夫だと思っていること自体が恐い話しです、早速エンディングノートを書き始めなくては・・・。

 

投稿者: 税理士法人あけぼの

2017.09.05更新

前回の「鯉のえさ百円」と同じような恐い話。
まだまだ元気そうなおばあさんが、豊橋市役所の受付の横にある郵便ポストのような箱に向かって一生懸命何か話していました。誰もいないし何をしゃべっているのか近づいてみました。

 

その箱には「あなたの声をお聞かせ下さい」と書いてあり、郵便ポストのような投函口が開いていました。そこに向かっておばあさんは何かを語りかけていました。確かに「あなたの声を聞かせて下さい」と書いてあるのですが・・・。

 

最近忘れっぽくなった自分もいずれそうなるかと恐くなりました。
相談者などには早めに遺言書を書きなさいと言っているのに、自分はまだ大丈夫だと思っていること自体が恐い話しです、早速エンディングノートを書き始めなくては・・・。

 

投稿者: 税理士法人あけぼの

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