家系を護る田分けブログ
「相続対策は家が滅べば意味が無い、家系・先祖・子孫を護ることが最優先である」

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2014.11.10更新

★損益計算書的(その期間の動きを記録)発想で寄与分を重視・記録しよう。
 今迄どれ程相続財産形成に寄与したかは、相続時思い出せるものではない。
 その時その時に記録することが、相続争いの大事な援軍なのです。(寄与分①)


◆寄与分とはどのようなものか
 相続人中に、被相続人(亡くなった人)の財産の増加や維持に特別の働き(特別の寄与)をした者がある場合に、相続財産からその寄与分を控除したものを相続財産とみなして各相続人の相続分を計算し、寄与者にその控除分を取得させることによって共同相続人間の公平を図る制度です。

 戦後の民法改正で家制度が廃止され、家督相続から均分相続に移行し、相続人は法定相続分として、平等に相続財産を取得できる権利を与えられたのですが、当然平等という名の不公平から生じる具体的な不均衡問題が徐々に表面化してきて、昭和55年の民法改正時に新設された規定であります。

特に農家では、農業後継者以外の者が相続の放棄等の方法により、一子相続に近い形態での遺産分割が一般的に行われていた。しかし、戦後時がたつにつれ、相続人そのものの権利意識の変化、地価高騰その他の諸事情と合わせて、農業後継者以外の相続人から法定相続分に従った均分相続の要求が強まってきた。法定相続分に従って、相続人に均等に遺産を分割すると、被相続人と共に農業に従事し、農地を継承する為に働いてきた相続人が、均分相続により実質的には、多大な損失を被る例が増えた。その結果農業経営そのものの基盤をも脅かすという深刻な事態にまで発展するものまでみられ、相続争いの裁判でも寄与分を法的に制定すべきだとの意見もあり、民法改正となったのです。勿論これらは農家のみならず、中小企業経営者や一般の商店などにも同じ状況と言えるのです。


◆一般的には評価されないが妻の働きも非常に大きいのです。
 夫婦財産制になったが、農家や自営業のように夫婦の労働によって得られた財産でも夫婦共有でなく夫名義にされることが多く、さらに、いわゆる共働きであっても、妻の収入によって得た部分までも夫の名義の財産にするといったケースがしばしばあります。
このような場合に、夫が死亡し、生前妻の収入によって得た財産までもが、夫の遺産に含められて遺産分割が行われると、実質的衡平が損なわれることは言うまでもありません。
この様な場合には、遺産分割の際に、ぜひとも寄与分の算定が必要となるのであります。
でもこれも記録しておかなければ主張するときには、何十年もの前のことを思い出さないのです。
一緒に生活し働いている時には、そんな事書くなんておかしいと思うのが一般的ですが、何もしないのに法定相続割合を主張する人が増え、それに弁護士先生という応援が入るから問題の解決が人情中心ではなくなってしまうのです。

◆寄与分を主張できるのは、相続人だけです。
 残念ながら内縁の妻や事実上の養子など法律上の地位以外は、どんなに貢献していたとしても、寄与分を主張することはできません。相続放棄した者、相続欠格者及び廃除された者も寄与分を主張する資格はありません。だから内縁関係等の場合には、自分の貢献に応じた財産をその都度給料かお手当?で貰い、自分の名義でへそくりにしておかないと、いざというときに思いも寄らず泣くことになってしまいます。

投稿者: 税理士法人あけぼの

2014.11.03更新

 
★長男として「こんなこと」書きたくないが、争族の予防のために書いておこう。
  長男として親と一緒に同居し、親と一緒に仕事をしたり、親の面倒を見てきた立場とすると、一々何をやってきたとか、どう親の面倒を見てきたなんて、記録して主張するなんて事はやりたくないことだと思います。
親子の情から考えれば一々損得で評価することは、従来の親子兄弟関係ではあり得なかったことです。

しかし相続時の兄弟喧嘩を考え、相続が争族になった時に他の兄弟から法定相続割合を主張されたときには、寄与分を如何に主張するかがポイントになります。

特に法定相続割合を主張されると、莫大な金額となるような場合や、自社の株式分割で経営権が脅かされたり、農地の分割で農業経営が出来なくなったりする等の恐れがある場合には、事前に争う準備をすることです。


◆イザの時の相続争いは、証拠が無い長男が不利である。
 他の兄弟は遺産をどれだけ貰えるかに終始します。
これは親が亡くなった時の財産を調べ、金額的に評価し、法定相続割合を主張するだけです。
これには何の準備も要らず、唯々その時点の財産を調べれば良いのです。
もっと簡単に言えば財産を調べることすら要らず、「長男が相続税申告のために調べた資料」をそのまま使っても良いのです。
これで法定相続割合を主張されては、長男はたまったものではありません。


◆遺産分割対策は、会計的発想(貸借対照表・損益計算書)を持とう。

簡単に言えば、貸借対照表は、決算時点(相続時点)の財産の残高の一覧表です。
損益計算書は、ある一定期間の収入と経費の動きの一覧表です。

一般的な相続争いでの争点は、「その時点の財産・貸借対照表」での争いなのです。
そこで簡単に決着ができないため、寄与分とか特別受益とか遺留分とかを考慮すると言うことになります。

この時点でようやく過去の期間の出来事が関係してくるのです。
その時長男は、自分が親と同居してからの仕事とか、弟姉妹の結婚などの支援とか、介護とかなどの問題を思い出そうとするのです。
でも親が80才としたら、それ以前の多くの出来事なんか忘れてしまっているのが普通です。
調停や裁判でも昔の資料や証拠はないし、長男としてこんなに俺はしてきたとも言いがたいし、結局負けてしまうのです。


◆遺言書以外に損益計算書のような、「財産形成過程」の記録を残そう。

遺産分割の紛争回避準備は「遺言書」であるが、遺言書は財産をどう分けるかを書くものであり、
その時点の貸借対照表のようなものであります。

だからどのように財産を形成したか、長男としてどれ程貢献してきたか、親の病気や介護でどれ程の事をしてきたか、大きな支出の記録や収入や支出の明細を残すことで、貸借対照表的発想(相続時の財産の価値が中心)から、長男を護る損益計算書的発想(相続時の財産は誰が作ったり貢献したか)にすべきです。
具体的にどうするかは、このブログで徐々に書いていきます。

投稿者: 税理士法人あけぼの

2014.10.30更新

★相続を金中心、遺産分割中心にしたから家が滅び、兄弟喧嘩になっています。
要するに生き方を教えてなく、欲望を中心に教えているから人間が争いとなっていくのです。

○忘れられた教育勅語にはどう書いてあるか。

○教育勅語とは明治天皇が国民に道徳のあり方を語りかけたものです
大切な事は
1.親に孝養をつくそう(孝行)
2.兄弟・姉妹は仲良くしよう(友愛)
3.夫婦はいつも仲むつまじくしよう(夫婦の和)
4.友だちはお互いに信じあって付き合おう(朋友の信)
5.自分の言動をつつしもう(謙遜)
6.広く全ての人に愛の手をさしのべよう(博愛)
7.勉学に励み職業を身につけよう(修業習学)
8.知識を養い才能を伸ばそう(知能啓発)
9.人格の向上につとめよう(徳器成就)
10.広く世の人々や社会のためになる仕事に励もう(公益世務)
11.法律や規則を守り社会の秩序に従おう(遵法)
12.国難に際しては国と天皇のため力を尽くそう(義勇)

人として生きていくにうえで当たり前のことが書かれています。

○教育勅語の原文  (現代語訳)

 私(明治天皇)が思うに我が皇室の御先祖様が国をお始めになったのは、遥か昔のことであり、その恩徳は深く厚いものです。
我が臣民は忠と孝を守り、万人が心を一つにしてこれまでその美をなしてきましたが、これこそ我が国の最も優れたところであり、教育の根本も実にこの点にあります。

あなたたち臣民は父母に孝行し、兄弟は仲良くし、夫婦は協力し合い、友人は信じ合い、人には恭しく、自分は慎ましくして、広く人々を愛し、学問を修め、仕事を習い、知能を伸ばし、徳行・能力を磨き、進んで公共の利益に奉仕し、世の中のために尽くし、常に憲法を重んじ、法律を守り、もし国家に危険が迫れば忠義と勇気をもって国家のために働き、天下に比類なき皇国の運命を助けるようにしなければなりません。

このようなことは、ただあなたたちが私の忠実で良い臣民であるだけではなく、あなたたちの祖先の昔から伝わる伝統を表すものでもあります。
このような道は実に我が皇室の御先祖様がおのこしになった教訓であり、子孫臣民が共に守らなければならないもので、今も昔も変わらず、国内だけではなく外国においても理に逆らうことはありません。

私はあなたたち臣民と共に心に銘記して忘れず守りますし、皆一致してその徳の道を歩んでいくことを切に願っています。

投稿者: 税理士法人あけぼの

2014.10.25更新

★「子供を生むのはリスク」と誰が言い出したか。これが日本の少子化を推し進め、親子の愛情を金勘定に変えていったのです。

○週刊エコノミスト 9月2日号は「とことん考える人口減」が特集です。
 この特集に「ここが問題・日本の現状」 東京大学大学院客員教授の増田寛也氏と衆議院議員・自民党総務会長の野田聖子氏の対談が載っています。

○この対談で「子供を産むという「リスク」を肩代わりしようとする企業が少ないのが原因の1つ だ」と野田聖子氏は言っています。
これが最大の問題なのです。どの世界に子供を産むことがリスクと考える親が居るのか。
今の日本の社会には、愛する人の子供が欲しいとか、親子の愛情や、親となる事での人間的成長や、本来あるべき生物の根源的問題をまともに論ずる政治家や学者が居なくなっている。
子供を生んで育てるといくらかかるのかとか、出産の危険性とか、育児は自分の時間がとられるとか自分中心の損得話ばかり論じている。

○政治家や学者は自分たちの「子供はリスク」ということで、日本の少子化を作っていることを認識すべきなのです。だからこれから子供を産む若者はまず「リスク」が考え方の先に立ち、本来の親としての心を忘れさせられてしまっています。
歴史上愚かな民族は滅びるのが常である。日本人は「金より心」を重視し、「生き方」を重視ししてきた民族です。それが「金や損得」を生き方の中心におく民族となってしまった。
これでは滅びるのが当然であり、それが日本を敵と思っている人々の仕掛けた罠であったらどうする。

○日本人滅亡作戦が少子化であり、少子化にするための作戦が「子供を作るのはリスク」「子供はお金がかかる」「子育ては自由時間を奪われる」「配偶者控除を減らし妻を働きに出す」「男女平等で女性も深夜労働させ生理を狂わせる」等々、数えだしたら切りがない。

○ネットでこんな質問が普通です。狂っていると思いませんか。(思わないのは洗脳された証拠?)
質問・・・子供をつくるってリスクですよね?
ワーキングプアなど経済的余裕がない人間が結婚して子供をつくるのはリスクですよね?
子供に与えられる教育は最低限になり、子供が過労又は貧困になる率も高いし(今の日本社会では)
子供つくって経済的負担を増やし、老後は子供には何も頼れず破滅...
子供つくるなら、子供の養育費+老後の資金を持てる経済的余裕がないと破滅しますよね?
リスクの例・・・子供の養育に責任を持たなくてはならない。
・教育費、食事代、服代、治療代 などなど お金がかかる。
・子供がしでかしたことに責任を取らなくてはならない。
・途中で放り出すなんてもってのほか。

○ 山上 憶良(やまのうえ の おくら、(斉明天皇6年(660年生?))、奈良時代初期の貴族・歌人。
銀(しろがね)も 金(くがね)も玉も 何せむに まされる宝 子に如(し)かめやも
(『万葉集』巻5-803, 今昔秀歌百撰 7 )
瓜食めば 子供念(おも)ほゆ 栗食めば まして偲(しの)はゆ 何処(いづく)より 来たりしものぞ 眼交(まなかい)に もとな懸りて 安眠(やすい)し寝(な)さぬ (『万葉集』巻5-802)

投稿者: 税理士法人あけぼの

2014.10.20更新

○税理士や弁護士さんなどの多くの方が言われている「生前贈与をすれば争いは起きない」は本当 でしょうか?。
先日もある本を読んでいましたらこんな事が書いてありました。
「争続」を完全に回避する唯一の方法は、
生前贈与をすること。ただし、単なる贈与ではなく、
「相続時精算課税制度」を活用することがミソです。

これって本当でしようか。
財産の分割が終わっていることと、兄弟の争いとは別なのです。
財産を分けておけば喧嘩はしないだろうというのは、心を無視した話なのです。


○「相続」ではなく「争続」はなぜ起こるのか。
 兄弟間の欲の張り合い、先祖から財産を受け継ぐのが権利だと思っている、法定相続割合で兄弟均等に貰うのが当たり前になっている等、お金・財産に対する欲と執着、権利の主張等が喧嘩の原因なのです。
とすると、事前に贈与で名義が変わっていることが、贈与されなかった兄弟から見るとどうなるのか。当然何であいつだけ先に贈与して貰ったんだ、そんなの不公平だ、遺産分割の時はその分だけ控除するのが当然ではないかと言う意見も出て来るでしょう。

○一番気をつけないといけないのは、「昔の話を持ち出しての欲の突っ張り合い」なのです。
 もし事前に贈与されたことでお互いの欲が表面化したら、
長男は大学の時どれ程のお金を出して貰った
次男は何度も結婚して離婚したりで、親にどれくらい出して貰ったか
長女は嫁に行くときに、どれ程親に迷惑を掛けたか
次女は旦那が商売で失敗したときに、どれだけ親から出して貰ったとか・・・・
言い出したら切りがない
親の生活費は誰が出したとか、一緒に住んでたから家賃部分は、固定資産税は誰が出したか、親の病院の費用は誰が出したかなど、どんなものでも見方によっては全て争いの元になるのです。


○「争続」を避けるには、親の思いを伝えることと、みんな親から色々して貰ったのはすべて親の 愛情なんだ、だから感謝こそすれあいつはこんなコトして貰ったなどとは言うべきでないとハッキリ言うべきなのです。親の財産を受けるのは権利ではないのです。貰えるという感謝なのです。
また困っている子供に援助するのは親として当然、これを不公平と言うべきでないと言うことを教えることなのです。全てが平等という風潮が間違っているのです。困っている子供や能力のない子供には親は一段と多く愛情を注ぐものなのです。それをとやかく言う事が間違っているのです。
もし生前中に子供達に言えなかったら、遺言書にそのことをハッキリと書き、兄弟仲良く力を合わせて生きていってくれと書くことが大事です。
早くから財産を分けても心がなければ、争いの種になるだけです。

投稿者: 税理士法人あけぼの

2014.10.10更新

○豊川市の普通のご家族の相続の話です。
 夫婦、子供二人、祖父母の六人家族で家族も仲が良く、親子の会話も十分出来ているご家族での出来事です。
お婆ちゃんが亡くなり相続税の申告をしました。
相続税は少しは出ましたが、多いと言うほどではありませんでした。
相続税の税務調査は、相続財産があまり高額でない場合は、省略されることが多いのですが珍しく税務調査となりました。

○いつものように初めて依頼された場合には、申告漏れがないように十分検討をしているはずなの に、申告時に教えてくれなかった財産があるのかなと、納税者を少し疑ってしまったのです。
相続税の税務調査は一般企業と違って故人のプライバシーや、家の中なども見せて下さいという場合が多いので、事前に予行演習を行います。
予行演習をやりながらご家族に、一般的にはこのくらいの相続財産では税務調査は来ないのですが、事前に税務署が金融機関等を確認して明らかに問題があった場合に来るのですが・・・
我々に話してない財産や贈与は何かありますかと質問しました。

○故人の相続人の皆さんは顔を見合わせて、「全部会計事務所に提示し、隠したものは一切ないし、贈与で貰ったものも無いからおかしいね。我々の知らない財産が出てくれば儲けものだよね」等と話されていました。

○税務調査当日、故人の出生から青年期、結婚後、病気の具合から亡くなった原因やその時の病院などの状況などプライバシーの事も含めて詳細に質問されました。
また故人が使っていた鞄や机の引き出し、日記から手帳などに至るまでここまで見るかという位詳細に見ていきました。そして最後は家族全員の通帳から預金取引の状況まで確認しました。
何も問題はありませんでした。
そして最後に「他にはありませんか、贈与とかもないですか、銀行を確認させて戴いても良いですか」との質問で調査は完了しました。何で調査に来たか全く判りませんでした。

○1週間後に再度確認したい旨の連絡が入り、また納税者宅での調査です。
 私はもう詮索しないで単刀直入に問題点を言って下さいと申し入れました。
すると税務署員は、「じつは家族名義・お孫さんの名義の預金で調査にお邪魔したのです。500万円のお孫さんの名義の預金がありますが、贈与で貰ったことはありますか?。」
「孫は小学生ですのでそんな事はないし、息子の私も聞いたことがありません」
「銀行に行って調べてきたのですが、お婆ちゃんの字で、満期のお知らせは手紙を出さないで下さいと定期預金の申込書に書いてあり、銀行は満期のお知らせをずっと出してなかったのです。」
「これはお婆ちゃんの相続財産の漏れとしますが、よろしいでしょうか?」

○ 家族一同安堵の顔と嬉しそうな顔で、「凄い500万円も知らないお金が出てきた、税務署さんのお陰です。ありがとう」とみんなで喜びました。勿論10%の追加の相続税と過少申告加算税は喜んで納税しました。

投稿者: 税理士法人あけぼの

2014.10.03更新

○父親が危篤、亡くなったら預金が使えないと聞いたが、どうすれば良いですか。また事前に引き出しておけば相続税がかからないと聞いたが本当ですか。との電話がありました。

○一般的によく言われることですが、具体的にはどうなっているかご説明します。
 相続の手続きの詳細は、税理士法人あけぼのの「相続税のページ」  http://www.b-brain.com/
http://www.b-brain.com/afterfuneral/ をご覧下さい。

○口座名義人が亡くなったら、すぐに金融機関に通知します。
 
金融機関は預金者の死亡の確認をしたら口座の取引を停止します。
亡くなった方の口座を引き出す権利は、相続人にありますが、まだその預金がどの相続人のものになるかの、遺産分割の協議が終わっていません。
従って、金融機関とすれば正式の相続人でないと引き出しは出来ないと言うことになります。
如何に同居の家族であっても勝手に引き出すと、後日正式に相続した相続人からクレームがついたら銀行は困るから(当然法律的に引き出す権利は無い)と言って引き出しをしてくれません。

○亡くなったことを知らせる前であれば引き出しが出来るか。
 もし銀行が知らなければ、こちらから伝えなければ知らないはずですから、引き出しは出来ます。
伝えなかった責任は、こちらにありますので、後日のトラブルの責任は金融機関は持たないと言うことになります。
亡くなった場合直ぐに通夜から葬儀の費用が要ることになります。
従って危篤になった場合には、一般には必要な資金を事前に引き出しておきます。

○もし口座が閉鎖されていて、遺産相続の確定前に引き出しをしたい場合はどうするか。
 相続の協議が終わらない前に資金が必要な場合には、その銀行預金の解約手続きをすれば預金を引き出すことができます。
郵便局・各銀行に預金の解約手続きを申し出るには相続人全員の住民票・戸籍謄本・除籍謄本・印鑑証明書と相続での解約手続き書類(銀行の指定用紙)に実印が必要です。

金融機関は遺産分割の前であっても、相続人全員の戸籍謄本と印鑑証明書、そして銀行所定の解約用紙があれば、全員の協議の結果として解約に応じます。

○亡くなる前に引き出した現金には相続税の対象にならないか。
 相続税は相続開始の時(亡くなった時点)での財産に課税されます。
もし預金を引き出してあっても、預金は亡くなっていても現金はそのまま手元にあるので、その現金が相続財産として課税対象になります。
従って相続税の節税対策としての引き出しは効果がありません。

また直近で贈与をして、相続税の減額をしようとしても、「相続などにより財産を取得した人が、被相続人からその相続開始前3年以内(死亡の日からさかのぼって3年前の日から死亡の日までの間)に贈与を受けた財産があるときには、その人の相続税の課税価格に贈与を受けた財産の贈与の時の価額を加算します。」という規定に引っかかります。直近でなく、もっと事前に対策が必要です。

投稿者: 税理士法人あけぼの

2014.09.30更新

○親が一生懸命働いて残した財産が、相続で発見されずに、人のものとなったら泣くに泣けず、死んでも死にきれずに恨んで出てくるかも。
何でこうなるか・・・親子の会話の不足、相続財産のありかを伝えなかった、遺言書に書かなかった、等々ありますが、人間はいつ死ぬか判らないと言うことです。
常に準備がいると言うことなのです。

○埋蔵金の小判が出てきたらどうしますか。
 先祖は泣いています?

○「千両箱が見つかった」  産経ニュース 2014.5.29
 江戸時代の豪商で「伊勢商人」として知られた松阪市魚町の長谷川家の旧邸宅から、江戸時代の享保大判などの貨幣54点が入った千両箱が見つかり、市教育委員会が28日、報道関係者に公開した。金色に輝く大判などを目にした山中光茂市長は「豪商の家から見つかるという物語性があり、商人を生んだ松阪の歴史を象徴する出来事として重みを感じる」と語った。

 発見されたのは縦15・3センチ、横9・4センチ、重さ165・1グラムの享保大判1枚をはじめ、慶長小判7枚、一分判金や丁銀など江戸時代から明治時代に流通した金銀の貨幣。旧邸宅の敷地にある表蔵の棚の上に置かれた鍵付きの千両箱(縦47・5センチ、横26センチ、高さ19・5センチ)の中から見つかった。明治40年4月に作成された目録もあり、市教委は当時の第11代当主、長谷川定矩(さだのり)が収集し保管していたとみている。

 市教委によると、享保大判は享保11(1726)年に発行。武将が手柄をあげた家来に贈る際などに使われ、1枚で小判7~20枚の価値があったという。
 造幣博物館(大阪市)によると、享保大判と慶長小判の希少性はそれほど高くないが、保存状態が良いと、最高で1枚900万円前後で取引される。

○へそくりを死ぬ前に家族に伝えていますか。
 自分が死ぬ前に、きちんと家族に財産の詳細を伝える人はなかなか居ませんね。
先日、当社のお客様からこんな話を聞きました。
その会社は古本の出張買取を行っています。
あるところから父が亡くなったから書斎の本を全部引き取ってくれとの依頼がありました。
早速社員が2名でトラックでお宅に伺いました。
立派な書斎で、本棚にある本も学術書など大変しっかりした本が山積みでした。
買取をして店頭に販売するため一冊ずつ確認し、磨きを掛けます。
すると、なんとあちこちの本に1万円札が挟んであり、その数48万円。
ビックリして買取のお客に連絡をし、返却に行きました。

○遺失物のお届けだから、チョット期待してしまった。
 でも・・・ お返しにあがったら奥様が出てきて、「ありがとう」で終わってしまった。
無事お返しできて良かったという思いと、何かチョット物足りない思いでしたとのこと。

投稿者: 税理士法人あけぼの

2014.09.20更新

○新城市の独居老人の相続税申告を受託しました。
 会計事務所の相続税申告の受託は、2つのパターンがあります。
1つは、従来より会計事務所の顧問先であった方の相続税の申告。
もう1つは、全く初めての受託、銀行や司法書士等の紹介で、相続税の申告だけ受託します。
その初めての方の財産を調べるのに、本人が既にお亡くなりになっている。
そしてその方のご家族も財産をよくご存じないという場合もあります。

○今回の相続税の申告も全く手探りから始めました。
 被相続人であるお父さん一人の生活。ご家族のうち奥様はすでに亡くなっていました。
娘さんお二人は、遠方に嫁いでいました。時々心配で電話などはしていましたが、お父さんはお一人で頑張って生活をしていました。
そして急にお亡くなりになり、銀行からの紹介で相続税の申告を受託しました。

○どんな財産があるのか、お父さんの使っていた金庫や書類関係、香典帳や電話帳、郵便物から日記帳まで全てを見せて戴きました。
株式取引もやっていましたので、過去の取引状況を取り寄せたり、全ての預金通帳をみて、古いものが無い場合には銀行に依頼して、それらの取引からどんな生活や何にお金を使っていたかなどを推理しながら相続財産の確定を行いました。

○10年以上前から百万円単位の預金引き出しが頻繁に行われていました。
 普通は3年前程度の預金通帳を調査しますが、今回は調べてみると使途不明金が次々出てきて、どんどん遡って調査をしました。会社員を退職して年金で生活していただけですので、大きな動きは殆ど無く、株式投資の動きが中心でした。
その預金の引き出しで年に数回、多い年には毎月100万円~200万円の現金引き出しがありますが、それがどこに行っているのか全く掴めませんでした。
娘さんお二人に贈与の事実はないか何度も確認をしましたが、二人とも絶対に贈与はされてないとのことでした。

○周辺の銀行や信用金庫などに問い合わせても、新たな口座は発見できませんでした。
 誰かに贈与したとか、お手当で渡したとか、お父さんの回りにそんな人はいませんでしたか等とも彼女がいるかもとか色々想像たくましく調べましたが、全く掴めませんでした。
使途不明金の総額を計算しますと8000万円は下らないと言うことになりましたが、行方は全く判らず、娘さんに一度家捜しをして下さいと頼みました。

○一ヶ月ぐらいたった夕方、「お金が出てきました、もの凄くあります」と電話がありました。
 家捜しをしても見つからず諦めていたところ、ふと仏壇の上の天井裏が気になって天井板を外したところ、発泡スチロールの60センチぐらいの大きな白い箱が出てきた、開けてみたら銀行の封筒がびっしり入っていたので今から会計事務所に持っていくとの事でした。事務所で一つ一つ銀行の封筒を開けてみてビックリ、全て帯封のついた1万円札。そして下ろした日付が封筒に記入してあったのです。合計して9800万円。古家は解体予定でしたが、事前に見つかって良かったと喜んで相続税を納税されました。

投稿者: 税理士法人あけぼの

2014.09.10更新

○兄弟は相続割合は平等だという考え方が一般的になってきています。
 私がこのブログで「田分け」は本家を潰し、結果的に分家である兄弟達も良くないといくら言っても、本家の長男以外の兄弟の方は、簡単には相続を放棄や相続財産が少なくて良いと言いません。

○税理士事務所を30年経営し、相続税の申告も結構多くしてきました。
 法定相続割合と言うことで、兄弟が譲らずそのような割合で分ける方もいますが、まだまだ兄弟間では家を護り、親の面倒を見てきた長男に対しては、一部譲歩したり、相続財産は殆どいらないという方も見えます。
豊橋や豊川、新城、渥美などが私が相続税の申告をさせて戴く東三河はまだ田舎でしようか。
長男の思いを考慮してくれる兄弟は多いように感じます。

○しかしそれは長男の対応で大きく変わります。
 家を出た兄弟姉妹の方は、相続財産を多く請求しようとは思いませんが、長男はどのように言って来るかは待っているのです。相続税の申告期限ぎりぎりに遺産分割の話をすれば、当然苛立っています。
また通夜葬式では財産の話はしませんが、49日や初盆では「長男は遺産について何か言ってくるのかな・・・」と思っている兄弟は少なくありません。
その時のタイミングを外すとお互い言い難くなり、聞きにくくなります。

○兄弟には経過報告をして、情報の共有が大事です。
 家を出ている兄弟姉妹の方は法定相続割合で請求しようとも、たくさん相続財産を貰おうとも思っていない方も結構お見えになります。
しかしどうなっているのかは皆さん興味津々です。
兄貴が勝手にやっている、兄貴は自分の都合の良いようにやっている、兄貴は自分の知り合いの税理士に頼んで有利なようにやっている等と思われないようにしないと、話がスムースに行きません。

 だから必ず49日には、「遺産相続については、余り早くから手をつけたくなかったから、49日が終わってから相続財産を調べようと思っている。途中経過は随時知らせるから宜しくな」と言っておきます。
次に相続税の申告を依頼する税理士を決定したら、その旨を兄弟に連絡し、その税理士から依頼を受け質問などがあれば連絡下さいという受託文書を全員に出して貰う。
これだけで話し合いの筋道は出来るものなのです。

○相続財産が大体判ったところで、早めに全員に話し合いの機会を持ちたいとの連絡をする。
初盆などのタイミングでそれが出来れば良いと思います。
早めに全ての財産を開示しない方がよいという方も見えますが、最後には全てを開示しないと話し合いは出来ないまで、隠し事をしない方が私はよいと思います。

○相続税の申告直前に、「あなたは嫁に出たんだから○○で我慢してくれ」と言われた妹が切れました。当初は私は少なくても良いと言っていたのですが、途中心配したりどうなっているか苛立ったりしていたところに、法定相続割合の3分の1より相当少ない財産分与と、既に税務申告書ができあがっているのを見て絶対了承しないと切れました。

投稿者: 税理士法人あけぼの

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